記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo

「ダヴィンチ・コード」

映画封切り前に駆け込み読破。
わりと楽しみにしてた作品なんだけど・・・



「ハードカバーで買わなくてよかった!」が感想だったりしますorz
なんて言うのかな、「よくできたハリウッド映画の脚本ですね^-^-^」
って感じ。小説って感じがしないのだ。

「出だしはアレだ、やっぱビジュアル的にインパクトのある死体だな!
 んでもって主人公はロマンスを予感させる男女2人。
 謎の多い宗教組織、暗い過去のある暗殺者、ラスボスは
 味方だと思ってたアイツ!
 さらに衒学趣味を満足させるために宗教・芸術の薀蓄タプーリで
 ダヴィンチについての新解釈を軸に話を展開させときゃ
 もうどっかんどっかん来まくりだろ!ウヒャヒャヒャ!」

というプロデューサーの声が聞こえてきそうなくらい
映画のノベライズだとしか思えなかったりします・・・
ただ、自分がプロデューサーだったら白子(シラスで変換するとこれが
候補にあがるのは偶然なのかなんなのか)は細身の美形に設定しますよ?
暗い過去あってもアルビノでも巨漢じゃダーメダーメ!
わかってないなぁ(笑

話は確かに面白いんだけど、ダヴィンチの解釈の件は作者が新しい説を
投げかけてるわけじゃなくて紹介してるだけだから一瞬で通過しちゃって、
それ以降は作者の1人遊びにつきあわされてるような気分が否めず。
最後の暗号なんてまるわかりじゃないですか?
ニュートンに行き着くのは自分じゃ無理だけど・・・

てかごめんなさい、オカルト系情報ダイスキーな自分にとっては
あまり目新しい情報がなかったのがいけなかったのかもしれません。
似たような題材を扱ってさらにB級になってる荒俣センセイの本も
小説としてはオススメできないけど、マニア度は高かった。

薀蓄系の小説はけして嫌いじゃないんですけどねー。
京極夏彦好きだし、ディック・フランシス読んで競馬とワインに
ついて知ったりしたし。
この本ではパリとロンドンの旧所名跡をめぐって話が展開するけど
きっと「ダヴィンチ・コード名所巡りツアー」とか実際にあるんだろうなー。
観光と薀蓄の本というと「ハンニバル」が思い浮かんだり。
フィレンツェ・ハンニバル名所巡りツアーとかあったら行きた(ry
ルーブルも行ったことあるけど駆け足だったんで、行けるなら
もう一度行きたいなぁ。

あと、聖書文化になじんでないんで、衝撃度が低いってのはあるかも。
進化論を学校で教えることが議論の対象になる文化ですからね・・・
確かに「目」という器官の進化ひとつとっても、ほんとに偶然でできるものか
と思ったりはするけど、「神が我々を創った」とはさすがに教科書には
書けないだろうと思ってたら、「進化にはなんらかの知的な存在が関わっている」
と言い換えて教えてる地域もあるとかで。
聖書文化の影響力の大きさが感じられますね。
最近ニュースになってた「イエスが水の上を歩いたのは実は凍った
湖の上だった説」とか、「ユダはイエスの指示で裏切った、と記された福音書が
発見された」なんてニュースもあちらでは非難轟々なんでしょうなー。
ふぅ。

ということで、私個人では映画見れば十分だったかもしれません。
あ、映画は普通に面白そうなんでたぶん見にいきますよー。
[PR]
by sakanapo | 2006-04-20 11:57 | 読書日記