記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo

京極夏彦「邪魅の雫」

邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版
京極 夏彦 / 講談社
ISBN : 4061825089




一日で一気読み。長さに疲れた。
宴、オンモラキーあたりからどうも長さがつらくなってきた。
それまでは長さが全く気にならず、それどころか薀蓄を堪能できる
この長さがいいんだよくらいに思ってたんだけどなー。

・とはいえ、結局一気読みさせちゃうのはさすが。
・久々に傍観者でいられるまったり関口をじっくり堪能できる。
・各章の最初の一語がアレで統一されている!
・妖怪話がぜんぜんでてこねぇw
・江藤と真壁…澤福商店はときめきトゥナイトか!
・「セカイ系」へのアンチテーゼでFA?
 でもウブメ、オンモラキに至るまで「脳内という閉じた世界で起こる事件」を
 描いてきた人が今さら何を!
・京極堂の語りが衒学や薀蓄というよりも意見の開陳になってて物足りない。
 でも帝銀事件の話は面白かった。
・オンモラキはお得意のコペルニクス的転換によるカタルシスがあって
 やっぱり面白かったと今さら思う。日常から隔絶された舞台も大事だ。
・澤井/澤田の表記揺れが多すぎ。
・大鷹みたいなずれた人間の思考描くのうまいね・・・苛々します!
・オンモラキの伯爵と今回の実行犯がかぶっちゃう。
 首謀者もジョロウグモの犯人とかぶるんだけど、最初から首謀者だった
 わけではなく、巻き込まれ型なせいか、ラスボスSUGEEEE感が薄い。

次回に期待します!
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by sakanapo | 2006-10-02 08:35 | 読書日記