記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo

ワンダと巨像【ネタばれ気味】

ワンダと巨像
/ ソニー・コンピュータエンタテインメント
ISBN : B00064A8G6
スコア選択: ※※※


チームICOの第2作。巨像そのものと周囲の地形をひっくるめた
パズルアクションゲーな感じ。攻略サイトさんにはお世話になりました。
巨像にとりつくと音楽が変わってやるぞー!てな雰囲気になるのがいいね。
初めての飛行型、鳥のような巨像に飛び移るとことか興奮するよ。
しかし巨像にとりつく道筋が分かっても操作に習熟してないと実現
できない部分も多く。砂漠トンボはきつかった。アグロを乗りこなして
ずっとトンボに併走してないといけないんだもん。
馬に乗ったままトンボについてる浮き袋を3つ弓矢で射抜いて
高度を落とし、馬で併走しつつ羽に飛び移る。時間が経ちすぎると
浮き袋からやり直し。けっこ、苦労したけど成功したときの映像は
映画ばりにかっこいいのだ。
ラストのジオングもまぁビームをよけるのが一苦労で…

さてストーリーは、ICOのプロローグ的な位置づけに
あたりそうな感じ。ハッピー…ではない。
死者を蘇らせるなんて禁忌を犯しといて、少女が生き返り
ワンダも無事で大団円なんてありえないとは思ってたけど
予想よりさらに黒かった。



ワンダが取引をしたドルミンとは邪神で、その体は遠い過去に
ばらばらにされて巨像に封印されている。彼は少女の復活を餌に
ワンダを利用して巨像を倒してもらい自分の復活をもくろんだ、という…
巨像を倒すごとに現れてワンダの体を貫いていった黒いうねうねは
ドルミンの一部。ステージが進むごとに侵食が進み、白かった服は
うす汚れ、顔にはまがまがしい黒い筋が現れるワンダ。
たぶん途中で自分がどうなるのか気づいていたんじゃないかな。

ラストではドルミンにすっかり憑依されてしまい、ワンダを
止めるためにやってきた人間達に再び封印される。
ここで若干ドルミン化ワンダを操作できるのがなんというか、嫌な感じ。
アグロを呼ぼうとしても口から出るのは炎の息。
どんなに抵抗しても封印には抗えない。
そして少女は目をさます。ドルミンと化したワンダが封印された
場所にいたのは、角の生えた赤子。
彼女がその赤子とアグロとともに、閉ざされた古の地で生きていく
ことを暗示してジ・エンド、でした。

こっからは完全妄想なんですが、
ドルミンは完全には封印されていなくて、あの赤ちゃんや
少女の魂に自分のかけらを混ぜて残していったんじゃないだろうか。
少女やワンダの魂に身を潜めて生まれ変わりを繰り返し、
いつか復活することを夢見て。

それ以来、ワンダや少女のいた村には角の生える赤ん坊が
まれに生まれるようになった。
そしてドルミンの力を宿したワンダや少女の魂が長い時間を経て
転生を繰り返すうち、少女の中のドルミンの力が強まった女性が
生まれ、孤島に住まう女王となって一帯を支配するようになった。
彼女はドルミンの力を完全に手に入れるため、その力を宿す証である
角の生えた赤ん坊をイケニエとして求め、その力を取り出しては
城に蓄えていた。イケニエの抜け殻は影となって城をさまよう。

やがて女王は後継者として自分の魂の一部に影で作った肉体を与え
自己の半身とも言えるヨルダを作り出す。
だがヨルダに与えられた魂とは、女王の中にあった少女の魂そのものだった。
そして角の生えた赤ん坊には、ドルミンの力と共にワンダの魂もが
残っていた。そしてICOにはとりわけ色濃く、ワンダの魂が眠っていた。

と、脳内ストーリーをぶちまけてみましたが。
個人的にはワンダってタブーのオンパレード(死者の復活、村の掟破り、
禁断の地への訪問、巨像=古き神としての神殺し、邪神との契約)なんで、
ワンダと少女の関係だけさわやかじゃすまねえだろう!という見地に立ち、
少女とワンダ兄妹説を推してみたくなっている。

ちなみに小1の甥は巨像見て「夢に見そう」と大層怖がっていた。
*12歳以上推奨のゲームです。
[PR]
by sakanapo | 2005-12-03 12:37 | ゲーム