記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo

梨木香歩 2篇

からくりからくさ
梨木 香歩 / / 新潮社
ISBN : 4101253331




織物、染物、能面、植物などあれこれを語る梨木節は相変わらず
炸裂していてコレだよコレ、という部分はもちろんありますが
このお話は結構色々と生々しい感情が溢れていてちょっと怖い。
女4人の共同生活でそこを省いて書けるわけもないだろうけど、
ちょっとさわやかさには欠けるかな。
キングばりに最後はドカーンでびっくり。
そして、解説の最後に池澤夏樹の言葉が唐突に引用されているのに苦笑。
まぁ、いかにも彼が言いそうなことだけれど。

家守綺譚
梨木 香歩 / / 新潮社
ISBN : 4101253374




先日の新聞でこれに出てくる「セツブンソウ」の写真を初めて目にした。

うちも今たまたま、広い庭のある、戦前に建てられたんでは
なかろうかと思うくらい古い家に住んでるのでちょっと親近感がある
お話でした。惚れてくれるサルスベリも河童もいないけれど、
植物の季節ごとの移り変わりや、鳥や猫などの訪問者を
目にするのはやはり何とはなしに嬉しいものです。

今ちょうどふきのとうも庭のあちこちで顔を出しているので
天ぷらだけじゃなくてふきみそも作ろう!と決意を新たにしました。
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by sakanapo | 2007-02-22 11:06 | 読書日記