記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo

WOWOW スティーヴン・キング特集

9/22~24にかけて、キングの短編集から8作品を映像化した
「スティーヴン・キング8つの悪夢」がオンエア。

・バトルグラウンド
スティーヴン・キング研究序説さんの記事によればエミー賞を受賞した
作品だそうです。なんと台詞一切なし(フゥーハハハーみたいな息使いはある)。
おめーら映像に集中して見ろや!という作り手の無言の主張を感じなくもない。
ジョジョの奇妙な冒険に出てくるミニチュア軍隊型スタンド「バッドカンパニー」
の元ネタということで漫画オタにも有名な作品。最近では男性用モテモテスプレー
AXEのCMも似たような感じのネタを扱っていた。
エミー賞を受賞するだけあって視覚効果はクオリティ高し。
しっかり作りこんで映像化するとシュールさがさらに際立つなぁ。
ラストの水爆でやっぱり苦笑。

・クラウチ・エンド
だいたい道に迷った時は男サイドの頑固さが事態を悪化させる、というのが
キング作品の王道。クトゥルフものをやろうとするとやっぱイギリスが舞台?
新婚夫婦の奥さんドリス役の女優さんがめちゃくちゃキレイ。
ラヴクラフト全集は高校時代に読破していたのでニヤニヤしつつ見る。
でもクトゥルフ知らなきゃ「るるいえ」「よぐ=そとーす」なんて字面見ても
ピンとこないだろうし、「霧」と大差ない印象なのではないかと。
映画化された「霧」に出てくる触手がこんなんだったらちょっと泣いちゃうけど。

・アムニー最後の事件
うぉ、このウィリアム・H・メイシーという俳優、キングに結構似てるなぁ。
キングお得意の作家モノだけど、作家v.s.登場人物というメタもの。
冒頭で語られる1930年代、LAで活躍するアムニーの活躍は
まさに我々が思い描く古きよきアメリカのハードボイルド私立探偵!
(女好き&ご都合主義な展開がまた実にいい。)
映像は凝ってて本当に素晴らしいのだけど、なんつーか、徹底的に
アムニー主観で描いた方が面白いんじゃないかなぁと。
前半が面白いだけに、スッキリしない後味。

・争いが終るとき
ファイ・ベータ・カッパって超成績優秀でないと入れない学生組織だったっけ。
父母ともに優秀で息子2人も優秀だけど、弟は飛びぬけた天才。
人々の争いを止めさせる研究に没頭する彼はそれに成功するが…
人間から闘争心をなくしたら痴呆症になっちゃった、というブラックなオチ。
原作では兄が文書で語る一部始終は、ドキュメンタリー映像監督の兄が
ビデオの前で自ら語る映像に変更されてた。なるほど。
原作は悲惨なコメディという印象だったけど、映像にすると笑えなさ杉。
字幕もちゃんと知能が低下した様子を表現して欲しかったな。

・ロード・ウィルスは北に向かう
トム・ベレンジャーが小説家キンネル役。原作読んでてどんな絵だかさっぱり見当が
つかなかったんで、映像で見られたのは嬉しい。ただ、作り方はなんだか色々と
紛らわしい。健康に不安を抱えるキンネルの病魔に対する恐怖と「変化する絵」の
恐怖を重ね合わせるのかと思ったらそうではないというし、殺人鬼の金髪の人物も
一番ラストで女?のように見えてまさかサリー?(ドラマオリジナルのキャラで
キンネルが親しくしてる女性)と思ってしまったり。
この中ではたぶん一番普通のホラードラマで、カメラアングルもホラーっぽいし
かなり怖いのは事実。
おまけ:キンネルが自宅の階段を転げ落ちるシーンでつまずいた本はキングの著作。
作品名は確認できないけど2冊ありました。

・解剖室4
 おお、オチが原作とかなり変わってる。確かに映像化するならこっちの方がいいのかも。
 しかしよくもまぁ、寸止めの連続で1時間弱もたせたなぁ。

・いかしたバンドのいる街で
 ジャニス・ジョプリンとエルヴィスとフレディくらいしか顔を見て分かる人が
 いないだよー。

・第五の男
最終的には「第六の女」となるオチ。もしくはThe Sixth Quarterか。
最後まで顔の見えないジャガーがラスボスと思いきや、意外とあっさり勝利。
Deadman's Chestという台詞も出てきたけど、ラストに出てきたのは
もろカリブの海賊なアトラクションだったっすね。
バーニーとウィリーはアッー!だったのかどうかだけが気になります。

それにあわせて映画もいくつかを放映。

・炎の少女チャーリー
・ミザリー
 キャシー・ベイツこええええええええ。それに尽きる。

・クリスティーン
・デスぺレーション
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by sakanapo | 2007-09-24 02:03 | スティーヴン・キング