記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo

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我らが隣人の犯罪
宮部 みゆき / 文藝春秋
スコア選択: ★★



宮部みゆきってどうもイマイチ好きになれないなと思ってたんだけど
よく考えたら作品は「平成お徒歩日記」「本所深川ふしぎ草子」
しか読んだ事なかったり。この2作品は普通に面白かったので
なんでマイナスイメージが?と思って元をたぐると
過去紹介した北村薫編のアンソロジーの巻末で毎回対談をしてるのが
宮部みゆきで、いくつかのコメントが気に食わなかったのが
悪印象の原因だった。

で、たこさんが九州旅行に行った時にこれを買ったそうなので
読ませてもらったんだけど。
やっぱ対談と似たようなところでひっかかるw
何かって言うと、やたら女のマイナス面を誇張した表現。
男の口を借りて「女は口が軽い」だの言わせる部分がやたら多くて
うざったいことこの上ない。「あたし女だけど女のイヤなとこ
赤裸々に書いちゃうわよーん。どう、リアルでしょー」的な
意図を感じて嫌なのだ。
妻がヒステリー起こして卵パックを壁に投げるという表現を
北村薫は褒めてたけど、切羽詰った時ほどそんなことやらねーよw

話の本筋としてはよくできてるし面白いと思う。「サボテンの花」
なんて泣かせも入ってるし。でも端々にひっかかるものがあって
どうにも入り込めない部分がなー。
で、そんなくだらないことにひっかかって楽しめない自分も自分で
嫌だ。なんでこんなに気になるんだろ?

あ、ちなみに過去に読んだ2作品については特に気になるところは
なかったように思う。本所深川~の片葉の葦の話は好きだったし。

ヒステリーって実在するの?度★☆☆☆☆
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by sakanapo | 2006-01-31 20:08 | 読書日記
謎のギャラリー―こわい部屋
北村 薫 / 新潮社
スコア選択: ★★



こわい話っていうか、嫌な話が多いなあ。
このシリーズでは「謎の部屋」が一番ヒットが多かった。
「こわい話」はオチを知っちゃうと再読する気になれない
作品が多くてイマイチ。

南伸坊「チャイナ・ファンタジー」
この作者っておにぎり頭の人だよね?こんなもの書いてるんだ・・・と
いうオドロキがまず先に立つ。
のんびりした絵柄でそんな不条理な、とかスケールでかwwな
こと言われてもなぁ。え?という出来事だけ投げておいて
説明も無く読者はぽん、とおいてけぼりな感じだけど
それが心地よかったり。
放り出された感じ度★★★☆☆

ディーノ・ブッツァーティ「七階」
とある病気専門の病院に入院した主人公。ここでは下の階に行くほど
病状が悪化した患者が暮らしていた。1階はもはや死を待つだけの階・・・
うまーく言い含められてかもしくは偶然でか、どんどん下の階下の階へと
追いやられる主人公。
「世にも奇妙な物語」で映像化しませんかね。ぴったりだと思うけど。
ありじごく度★★★★★

林房雄「四つの文字」
むーん、タイトルにもなっている四文字をどう解釈したら
いいのか分からず、オチを味わいきれていないかも…。
自分を理解してしまった者は死ぬしかない?
北村薫がどこかで引用していた芥川の「ひょっとこの面を
被って踊りながら死んでいく男」を連想させるなにかがある。
オチはともかく、大臣の強烈なキャラと虚無感に圧倒されて
読み返したくなる作品。
漢文解釈希望度★★★★☆

ヘンリィ・スレッサー「どなたをお望み?」
オチが見えつつもそこに向かっていく過程を面白く読ませてもらった。
前フリ長い度★★☆☆☆

ジョン・コリア「ナツメグの味」
ドリンクにナツメグは入れんでよろしい。妙に古典的な味わい。
厄介なグルメ度★★☆☆☆

乙一「夏と花火と私の死体」
死体の一人称語りがまず新鮮。殺されたのに妙に牧歌的です。
健ちゃん妹思いでかっこいいねー。でも目的は自己保身なんだよな。
ショタコン度★★★★★
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by sakanapo | 2006-01-31 13:07 | 読書日記
謎のギャラリー―謎の部屋
北村 薫 / 新潮社
ISBN : 4101373248
スコア選択: ※※※※


こちらも好みだった作品についていくつかコメントを。

■都井邦彦「遊びの時間は終わらない」
警察と銀行が協力して行う銀行強盗対応訓練。犯人役の警官が
訓練の枠内(ここがポイント)で本気でろう城を始め、マスコミ含めて
現場は大混乱…
へりくつ抜きに面白い作品。シュールすぎ。
「死体」と書いた札を下げた人質や「空気」のカメラクルーがもうツボです。
映画も見てみたい度★★☆☆☆

■西條八十「領土」
すごく短い話だけど、うなっちゃう。夫はドアの外に、妻はコーヒーカップの
中にそれぞれ豊かな世界を持っている。人の世界の広さなんてぱっと見で
推し量ることはできないんだなと。でもこれを認めるとヒッキーに
「狭い世界に閉じこもってるんじゃねえ!」と言えなくなる。
骨牌=カルタ度★☆☆☆☆

■小沼丹「指輪」「黒いハンカチ」
A女学院の名物先生ニシ・アヅマ女史が探偵役を務めるまったりミステリー。
こんなシリーズがあるなんて知らなかったけど文句なしに面白い。
何よりも会話のしゃれた雰囲気とアヅマ女史のキャラがすごく素敵。
昼寝は大事だよ度★★★☆☆

■マージャリー・アラン「エリナーの肖像」
引っ越した屋敷にかかっていた一枚の肖像画が妙に気にかかるヒロイン。
描かれているのは正気を失い事故で死んだとされた女性エリナーだが、
実はその絵には彼女の悲痛な訴えが隠されていた。

エリナー自身は既に亡くなっているのにキャラが立ってること立ってること。
自分の死を見据えながら、いつか誰かに真相を見抜いて欲しいと
手がかりを隠した肖像画を描いてもらうその気持ちはいかばかりか。
ひとつひとつ手がかりの謎が解けるたびに愕然としつつ、
エリナーの勇気、知略に感服します。
エレノアじゃないんだね度★☆☆☆☆

■M・B・ゴフスタイン「私のノアの箱舟」
文章もさらっとしてるし絵も素朴な線なのになんでこんなに
しみじみできるんだろう。一度読んだだけでは見過ごしてしまいそう。
よくこういう作品を見つけてくるなあ。
「船の長さは300キュービットにするのだ」というお父さんの声が
部屋の中から聞こえてくるとか(神様のようだ)、さみしそうな目を
していたおもちゃの馬をよくなでてたらペンキがはがれてしまったとか、
箱舟のことで夫にからかわれたとか、お父さんが子供の頃に
作ってくれた箱舟のおもちゃにまつわるなんでもない
エピソードばかりなんだけど、箱舟にそういう思い出がぎゅっと
つまっていて、愛する人はすべて世を去ったけど
その思い出たちが晩年の自分をあたためてくれる…ええ話や。
一生の思い出を共有できるモノがあるっていいなー。
キュービットって何cm?度★★★★★

(正解は 137.16 メートル)
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by sakanapo | 2006-01-30 09:53 | 読書日記

アビス2周目

椒房庵の七味明太子をおみやげにもらう。
上品で華やかな味でおいしゅうございますね。
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18時間、セントビナー崩落開始。

せっかくネビリム先生からトゥッティ盗んだしということで
2周目はじめて、称号引継ぎ、C・コア引き継ぎ、経験値2倍
などでスタート。トゥッティ回しすげーや。まだLv30台なのに
みんな各能力+90とか。
パワーチャージ&マジックチャージ覚えると戦闘開始時に
CPUキャラが勝手にステータスアップしてくれるのが便利。

1週目と比べると進みもえらく早くて。だいたい10時間くらい
短縮してるっぽい。ワールドマップも引き継いだから
場所探さなくていいしLv上げも不要だからなー。

アッシュ1回目の戦闘、普通に勝っちゃったらその後のセリフが
違うんだね。レプリカに負けて既に終盤みたいな悲壮感が。
水着で戦闘すると出るフェイスチャットで、まだガイの正体が
バレてないのに「貴族だから」とあったのはご愛嬌で…
ソードダンサー1回目にLv13くらいで挑んだらライフボトルが切れて
2人戦闘不能状態で勝ったけどアイテムもったいないんでロードして
Lv20くらいになったとこで戻ってきて余裕勝ちしますた。

最後までやるかどうかわかんないけど、ルークの隠し秘奥義くらいは
見たいかなー。
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by sakanapo | 2006-01-29 10:16 | ゲーム
北村薫のミステリー館
北村 薫 / 新潮社
ISBN : 4101373299
スコア選択: ※※※


北村薫は「円紫さんと私」シリーズがかなり好きで
その作品でも文学への造詣が深いなーと感心しながら
読んでたので、彼が編んだアンソロジーなら期待できるなーと
ブクオフで購入。「謎」「こわい」「ミステリー館」と持ってて
「愛」だけ持ってないけど他意があるわけじゃなく見つからないだけ。

アンソロジーだから短編~中編なんだけど、知らない作家が
いっぱいで、一生で読める作品なんてほんと限られてるなあと
思ったり。
ミステリー館で印象に残ったものをいくつか。

■原倫太郎/原游「少量法律助言者」
これは卑怯!卑怯なんだけど笑ってしまう。要はWebサイトにあるような
自動翻訳で「一寸法師」を和→英→和と翻訳していったという設定ですが
(実際はかなり手が入ってるはず)あのかみあわなさ、シュールさが
たまりません。「一寸法師→a little law mentor→少量法律助言者」
なわけです。挿絵も秀逸。
特にウケたのが「まかりこすることを~→be able to makariko→
まかりこすることができる」。
和訳は変わっていないんで「ほう」と思って英訳見たらぶっとびましたw
他にも「かぐや姫-As soon as it smelled,princess
-それが臭いをかがれるとすぐにプリンセス」などの品があるようです。
電車の中で吹き出す度★★★★★

■奥泉光「滝」
宗教団体の修行として、10代の少年5人が苛酷な山岳行に挑む。
が、待ち受けていたのは神意に見せかけた人間の悪意だった。
肉体とともに精神の疲労が限度を越す中、リーダーの勲がとった行動とは。

これなんてボーイズラブ小説?という部分はさておき。勲=タッキーでイメージして
読みました。裕矢は柳楽優弥くんかな!緑と水にかこまれて爽やかに始まる
お話なのにどんどん暗く重くどろどろと…。
勲は手紙を読んでなお左端を引いたんじゃないかと思いますが。
止めを刺すのは大人しい奴度★★★☆☆

■ジェーン・マーティン「バトン・トゥワラー」
村上春樹訳。なんていうか、何事かを極めた者の語る言葉は深い。
経理部のサラリーマンだって年度末のPC画面を通して神が見えるとき、
あると思うなあ。
トゥワラーの女性が暗がりでスポットを浴びて語り始め、
バトンを残して退場していく構成が映像的に美しい。
読者に向けて文字通りバトンタッチって気分がよく出てる。
全裸流血デスマッチ度★☆☆☆☆
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by sakanapo | 2006-01-27 11:10 | 読書日記
Lv68パーティで挑戦3回目にして
攻略サイトを参考にしまくって倒すことが出来ました。
最初に挑んだ時は「これ絶対無理www」と思ってたけど。

メンバーはガイ、ティア、ジェイド、ナタリア。
作戦は「全力で戦え」「術技のみ使え」「TPに気をつけろ」
「OVL使用するな」で、ジェイドのみOVL許可。
攻略サイトの教えに従い、ナタリアはリヴァイヴ以外封印。
ジェイドはプリズムソードとイグニートプリズンのみ。
ティアはレイズデッドとホーリーランス。
ガイにはペルシャブーツ履かせて敏捷870にしておきました。
他はエメラルドリング、ミスティシンボル、メンタルシンボル。

で、開幕はガイでネビリム先生の注意をひきつけつつ
手動でひたすらリヴァイヴ。
ガイはひたすらフリーランでネビリム先生の周囲を距離を
取りつつ走り回って術攻撃を誘い、詠唱が始まったら後衛を
巻き込まない位置で待機して発動直前に先生の向こう側に
回って攻撃する。
こうすると自前FOF変化も防げて安全ぽいです。
詠唱中と詠唱直後、仲間の術攻撃が当たったところくらいしか
攻撃のチャンスがなく、しかも深追いすると即死級の物理攻撃を
くらうのでヒット&アウェイが基本のようです。
欲張ってはいけない。

HP回復はいらないって書いてあるサイトが多く、なんでだろ?と
思ってたら、基本的にリヴァイヴで対応しちゃうからなんだね。
メテオスォームもタイムストップも一度も止められなかったけど
画面端にいればあまり被害はないっぽい。メテオは一度も
当たりませんでした。
ビッグバンがきたら後衛からガイにレモングミでガイで盾してる
間に立て直す。
後衛のTP回復も操作キャラで詠唱直後などの隙をみて行う。
この繰り返しでなんとか勝てましたー。

でも実際はかなりあわあわした戦いで、リヴァイヴが
回りきっていないうちに死人が出ちゃったり後衛が狙われて
ガイをタゲってもらうのに苦労したり
つい深追いして奥義をくらったり、つらかったです。
アイテムもかなり使いました。
戦闘時間は20~30分くらい?
チャレンジ2度目の時、死にまくる後衛がうっとうしくなってきて
ガイ1人でもいけるんじゃね?と思って蘇生せずにやってたけど
事故ってだめだった。でも上手い人なら1人で十分やれると思う。
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by sakanapo | 2006-01-26 13:35 | ゲーム
甥と雪合戦・雪だるま作りをしたら筋肉痛になってびっくり。
-----------------

エルドラント突入。サブイベントをこなして再突入。
・正装コスチューム
  それぞれ「らしい」感じでいいんだけど、ナタリアは何着ても
  もっさいな。ガイはバーテンダーのがよかった。

・禁譜クエ ラストまで
  得られた術はかなり強力だったんで、あちこち飛び回った
  甲斐はあった。めんどかったけど。

・リグレット戦
  前やった時は苦手に感じたけど、余裕でした。光属性のFOFを相手に
  使われないよう椅子取りゲームのように先に派生技を出すのに必死w

・シンク戦
  彼が六神将のラストを飾るとは思わなかったけど、なかなかに強敵。
  アカシック・トーメントかっこえー。

・アッシュ戦
  軽くひねってやりましたよ!カウンター秘奥義もちょっと見たかったけど
  一応やめときました。
  アッシュはレプリカを作られて死んだオリジナル(と思い込んだ)チーグルを
  見たりスピノザとの話で、自分の死期は近いと思っていた風だったし
  覚悟の死だったんでしょうけどナタリアが可哀想で。

・ヴァン戦
  ルークを何度も蘇生しながらでしたが、撃破。もう少しうまくやれる
  気はするんだけど、今の私ではこれが限界かなー。
  とりあえずジェイド、メガネ外した後でメガネの形変わってなかった?

・エンディング
  まずアニメの原画がデッサン崩れで老けすぎ。なんでこんなの通すのw
  ゲーム内のポリゴンキャラのがキレイですよ?
  オープニングアニメも生気がないっていうか、動きにキレがなくて
  気になってたんだけど・・・
  アッシュの死に顔はよかったけど!

・ED解釈
   うーん、アッシュとルークが1つになって帰ってきた
  っていう考え方でいいのかな?
  本来は大爆発?とかいうので、オリジナルが崩壊し
  レプリカをオリジナルが上書きする形で1つになるっぽく、
  ジェイドの表情もなんとなくそれを裏付けているんだけど
  ルークの部分も多く残っているといいなぁと思ってしまうのは
  やはり中の人と主人公として多くの時間を共有してきたからでしょうか。
  アッシュも好きなんですけどね。
  ルーク左利き・アッシュ右利きの問題もこの解釈に幅を与えて
  いますねー。ヴァン戦の後、ジェイドがルークに左手での握手を
  求めていて、ふむふむこれは「お前を認めたぜ!」という敬意かねと
  思っていたんですが、利き手に注目しろという伏線でもあったのかもね。
  というのも、EDで戻ってきた彼の剣の差し方見ると、持ち手が右
  (右利き)。髪も長いし色もアッシュっぽいし、やはり肉体はアッシュ
  なのでしょうか。ただ、崩壊をはじめる前にアッシュは死亡していた
  ので、肉体は上書きできたけど精神は上書きできなくてルークの
  心がそのまま残っている、なんて解釈をしてみたり。  
  
・総評
  ロード時間なげええええ ってのは何度も書いた気がしますが。
  フルボイスよりもですね、ムービーシーンの質・量をもっと高めてほしい。
  しかしクソゲーキモゲーと言われる割には楽しめました。
  シナリオ進めるだけでレベルがぽんぽん上がっていくので
  レベル上げの苦労がないのが何よりいい点。
  サブイベントが充実していて気分転換ができる(コスチューム系など)
  けど、多すぎて手に負えない感じもする。まぁやりこみ要素だから
  これはいいのか。2周目の動機にもなるだろうし。
  戦闘システムも慣れればそれなりにはこなせたけど、やっぱりコンボと
  連携があまりわかってなかったぽいw
  リアルタイムアクション系RPGは初でしたが、私でもなんとか
  ラストまでこられたので難易度はこんなもんでまっとうなのでしょうか。
  
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by sakanapo | 2006-01-23 13:18 | ゲーム
ブライヅヘッドふたたび
イーヴリン ウォー 吉田 健一 / 筑摩書房
ISBN : 4480024514
スコア選択: ※※※※


「パイロットの妻」を読んでて、どうもジュリアという名のおばあちゃんに
違和感があるなと思ったら、この小説のせいで、私の中でジュリアって
いうと若い美人イメージだからだってことに気づいた。

なぜこの本を読んだかというと話はかなり前にさかのぼって。
学生時代の一般教養の英語の授業でイギリス文学専攻の成田先生が
とりあげたのがE.M.Forsterの「A Room with a View」。これを1年かけて
読んでいきました。そういえばペーパーバックを読むのに抵抗が
なくなったのってこの授業のおかげかもしれない。
で、この作品は映画にもなったしまぁ取り上げるのもわかるけど、翌年の
題材はなんとEvelyn Waughの自伝「A Little Learning」でした。
マイナーな作家な上に作品ならともかく、自伝かよ。
たぶん今でも未邦訳じゃないかな?
当時は彼の作品もひとつとして知らず、いきなり知らない作家の子供時代の
回想を訳させられて戸惑った覚えがあります。
ただ、読み進めていくと、ガラスかなにかについてだったと思いますが、
美しいものの描写がきれいだなという印象を持てたので、作品の方も
読んでみようとまず手にとったのが「ブライヅヘッドふたたび」でした。

あらすじはというと。
1920年代、オックスフォードに進学したチャールスはマーチメーン侯の次男坊
セバスチアンと出会い、その美しい外見、奔放な行動、純粋さに魅せられる。
カレッジや彼の屋敷であるブライヅヘッドで華やかな楽しい日々を過ごすうち
いつしか彼らは親友になった。
だが、家族や宗教に相克をかかえるセバスチアンが酒に溺れ破滅していくのを
チャールスはただ見ていることしかできなかった-

ジュリアはセバスチアンにうり双子の妹ですごい美人。後にチャールスは
彼女と不倫をしちゃいます。そのきっかけとなる状況がすごいんだこれが。
豪華客船で旅に出たら昔懐かしいジュリアとばったり。向こうは夫がいるけど
1人で乗っていて、チャールスは奥さんと一緒。ところが、すごい嵐に
巻き込まれ、乗客のほとんどは船酔いのため食事もとらず自室に
こもっちゃいます。
もちろんチャールスの奥さんも。が、なぜかジュリアとチャールスだけは
全く船酔いをせず、がらんとした船内をなんとなく2人ですごすうちに・・・
という展開。
池澤夏樹がこの場面について書いてるエッセイがどっかにあったなあ。
読書癖かな。人一倍船酔いしやすい私にはこういう不倫は無理ですw

セバスチアンのキャラクターは破滅型だけどやっぱり惹かれるものがある。
貴族という属性によるところも大きいんでしょうが、とことん浮世ばなれて
ます。熊のぬいぐるみにアロイシアスという名をつけて持ち歩き、
話しかけてるあたりゴスロリ少女のハシリと言えなくもない。
そして彼らがする優雅な遊びの数々!ワインセラーから高価なワインを
いろいろあけて、その味を
「最後に生き残った一角獣だ」「洞穴に住む預言者だ」なんて適当な文章で
表現していったり、白ワインと苺をバスケットにつめてドライブ先の野原で
飲んだり・・・
「苺が一籠と車とシャトー・ペラゲーの白葡萄酒がある。君がまだ飲んだ
ことはないものだから、飲んだことがあるふりをしても無駄だよ。苺と一緒
だと天国の味がする。」とか一度言ってみたいですよ!
ん、私が憧れる遊びって全部酒がらみか?

イギリスでは人気小説らしくグラナダTVでドラマ化もされたそうな。
邦題はずばり「華麗なる貴族」。プゲラ。
見てみたくて"Brideshead Revisited"DVD購入を検討中。
日本語字幕はもちろんなし!英語字幕もあるかどうか!
私が持ってる文庫の表紙はその映像を使ってるぽく、金髪男性が熊の
ぬいぐるみを持っています。
そういえば映画化の話はどうなっちゃったんだろ。

この作品はシリアスで耽美ちっくだけど、「ポール・ペニーフェザーの冒険」
は軽くて(もうペニーでフェザーですし)ブラックなのですよね。
どうもそっちの方がこの作家の持ち味らしいです。私はこちらのが好きですが。

カトリックの相克が理解できない度★★★☆☆
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by sakanapo | 2006-01-20 14:51 | 読書日記
ジェイドがルークを抜いてしまうあたりがなんとも。
フェレス島廃墟群クリアしてからやっとどこで見つけたか
判明したんですが、ユリアシティの南東あたりで発見した模様。

・ホド浮上。島っつかあれ宇宙船に見えますが。
・ソードダンサー3回目クリア、アルティメティッド入手
 一番強かったの1回目でした。回復は1人で十分ぽい。
・ジェイド称号「ツンデレおじさん」入手
・アリエッタとの決闘
 アニスがボス戦に参加するのはこれが最初で最後であろう!
 アリエッタに「盗む」粘着してボコってたら、他の動物は
 AIが片付けてくれてアリエッタを倒したらほぼ同時に全滅で
 しゅーりょー。って、彼女の出番はこれで最後!?
 六神将が私闘で命を落としちゃいけないんじゃあ…
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by sakanapo | 2006-01-19 14:21 | ゲーム
パイロットの妻
アニータ シュリーヴ Anita Shreve 高見 浩 / 新潮社
ISBN : 4102158316



ハードカバーで出た頃に書店で手にとって20分くらい
ナナメ読みしたことが記憶にある。
出だし以外、内容は全く記憶にありませんが。
文庫になったのを見かけたので購入。

国際線パイロット、ジャックの妻キャスリンは
夫が勤務中のある日の夜中、見知らぬ男の訪問を受けた。
「ミセス・ライアンズですね?」
その言葉で全てを悟るキャスリン。「・・・いつ?」
夫が搭乗した機が海上で空中分解を起こしたという。
事故機パイロットの妻としてマスコミに追い回され、
会社側からも聴取を受けつつ娘マティと母ジュリアとともに
悲しみに耐えるキャスリン。やがて、ジャックの
不可解な行動が明るみに出て-

というのが序盤。
いま、第二章に入ったところです。
ジュリア-キャスリン-マティ の女系3代トリオと
そのお世話係となった航空会社の組合の人間、ロバートを
中心に話が進んでいますが、ジャックの謎が徐々に浮上して
まいりました。

ジャックが機内に持ち込んだものとは。
ジャックが母の生存を妻に隠していた理由。

謎はさらに増えるのでしょうか。

翻訳ものですが特に航空専門用語が飛び交うわけでもなく
読みやすい方です。翻訳の高見さんが手慣れているおかげかも
しれません。
読み終わったら補足予定。

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久々に寝坊した。仕事に遅れはしなかったけど
朝食に手がかけられず、ぬこと戯れる時間も削られた。
せっかく2匹ともにょろにょろ起きてきたのに。
ひと月で一番眠い時期だから仕方ないんだけど。

ネタばれ含む感想。
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by sakanapo | 2006-01-18 10:07 | 読書日記