人気ブログランキング | 話題のタグを見る

記憶の宮殿なんて脳内に持てないから、外部に記憶。


by sakanapo
世界を救うため、じゃなくて壊れた家族を元に戻すために戦う
今どきの少年がこの作品の「勇者」。
上下2冊でかなり分厚い。素晴らしいことです。
子供向けのスタンスをとりつつ、大人が読んでもちゃんと面白い作品。

・キングの「ダーク・タワー」へのオマージュと思われる箇所がしばしば。
 目的地は「運命の塔」だし。カ・テットはやはりザ・スリーだし。
 ネバーエンディングストーリーとか指輪物語とも若干。

・RPG的な要素の出し方はさすがゲーマーらしく堂に入っている。
 モンスター倒しても金が出ないなんて!とか。
 やっぱ初期装備はしょぼいとこからはじめなきゃね。

・「決闘」の章、相手は強敵と書いて「とも」と読むミツルかと思いきや…
 ミツルとの別れはなかなかの名シーン。

・宮部さん的には「模倣犯」的なほんとにどうしようもない人間の暗部を
 描いた作品のが書いてて楽しいんじゃないかと思うけど、
 こういうのも書いて両方でバランスがとれるのかなぁ。
# by sakanapo | 2008-02-18 17:20 | 読書日記
地上絵バーチャルリアリティ映像目当てで行くも
入場1時間待ちという惨事。

案の定、段差もない平面での立ち見状態では
垂直方向にチャレンジドな者どもは画面の半分も
見ることができなかったとさ。 それでも楽しかったけどね!

やっぱり古代文明ものは土器に描かれたデザインを
見てるのが一番楽しいや… 
ナスカ文明は3次元造形においては非常に写実的なのに、
絵画方面ではデフォルメされた前衛的なデザインのみ
なのが不思議。

黒目の残ったミイラの顔をみんなして覗き込む覗き込む。
お前らそれ死体だぜ?
トロフィー(首級)は骨になってしまっていて、常設展にあった
干し首ほどのインパクトがないのが残念。
(今は干し首展示してないと聞いたけど、もったいない!)

本日の目玉は、海洋堂制作の国立科学博物館収蔵品ガチャポン。
ヤンバルテナガコガネ・日本館は既に所持しており、次は
異常巻きアンモナイト・フタバスズキリュウ2種も欲しいのだが
一番欲しいのはトキ。
縄文人が来る予感に怯えつつ300円投入してハンドルを回すと、

トキでたー!

これで全てのストレス解消ですとも。えぇ。
# by sakanapo | 2008-02-14 19:25 | 時事
いかにもティム・バートンらしいグロくて気味悪くて美しい映像。
意外にも主要キャストはみな歌がうまく楽しく鑑賞しました。

ネタばれあり感想
# by sakanapo | 2008-02-13 16:30 | 映像・観劇

恩田陸「ユージニア」

実は恩田陸を読んだのはこれが初めて。
雑誌で「麦の海に沈む果実」を切れ切れに読んでたことは
あったけど、結局通して読んではいない。

こちらは↓の作品とは逆の意味でミステリーだと思って読むと
肩透かしをくらわされる作品だった。
間違っても犯人がいて、探偵がいて、最後にトリックも動機も
パキッと明かされるというタイプの小説ではない。

ネタばれあり感想
# by sakanapo | 2008-01-21 23:52 | 読書日記
爽やかに読めたけど、ミステリーだと思って読むより、青春小説だと
思って読んだら意外とミステリーでもあったなぁというくらいの
心構えで読んだ方が幸せになれそうな気がした。

ネタばれあり感想
# by sakanapo | 2008-01-21 23:28 | 読書日記